
ポルトのホームで行われた第1戦を1-2で落としていたユベントス。9日の第2戦では前半19分に先制を許して窮地に追い込まれながらも、後半4分と同18分にFWフェデリコ・キエーザがネットを揺らし、2試合合計スコアで3-3に追い付く。しかし、延長後半10分に直接FKを沈められると、同12分にMFアドリアン・ラビオの得点で追い付きながらも、アウェーゴールの差で決勝トーナメント1回戦で姿を消すことになった。
『スカイスポーツ』イタリア版の解説者を務めたカペッロ氏が「あれは許しがたいミスだった」と振り返ったのが、延長後半10分の失点場面だった。
ポルトがFKを得た場面。壁にはFWアルバロ・モラタ、FWクリスティアーノ・ロナウド、ラビオの3人が入っていた。しかし、キッカーのMFセルジオ・オリベイラが弾道の低い直接FKを蹴り出すと、ボールに背を向けたC・ロナウドとジャンプしたラビオの股下を通り、ネットを揺らされることになった。
「私の時代は、壁に入る選手がボールを怖がるようなことはなかったよ。だが、彼らはボールを怖がり、背を向けた。あれは許されないことだ」
また、試合後のインタビューに姿を現さなかったベテラン選手たちを非難。「若い選手たちが試合に入れていて、きつい状況でも顔を出していた。このチームには勝ったときには手柄をつかむために現れ、負けたときにはどこにも姿を見せないベテランが何人かいる」。なお、インタビューに応じたのはDFマタイス・デ・リフト、MFフアン・クアドラード、キエーザらだったようだ。
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