Tuesday, March 9, 2021

阪神D1位・佐藤輝、いきなり!ごあいさつタイムリー「やっぱここが本拠地!自分のタオルを掲げてくれてうれしかった」 - サンケイスポーツ

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 あいさつ代わりのタイムリー! 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が9日、広島戦(甲子園)に「6番・左翼」で出場。一回に右前適時打を放ち、今季の甲子園“開幕戦”で、5131人が詰めかけた本拠地をいきなり沸かせた。打つべきところで打つ勝負強さは、まさにスター。試合は6-4で逆転勝ちし、チームはオープン戦首位に躍り出た。

 「6番・佐藤輝明」。待ちに待ったその名が甲子園にこだました。昨秋のドラフト会議から約5カ月。ようやくこの瞬間がきた。声援と拍手が力に変わる。佐藤輝がプロ入り後初めて観客の入った甲子園で、あいさつ代わりの快音を響かせた。

 「やっぱここが本拠地になるんで。ファンの方が自分のタオルを掲げてくれて、うれしかったです。いいところで1本打てたので、よかった」

 1-0の一回2死一、二塁。水色に赤く“佐藤輝明”と染め抜かれたタオルがスタンドで揺らめく中、打席に向かった。マウンドには2017年D1位右腕・矢崎。1球目は外角低めにボール。初スイングは2球目だ。高めの127キロスライダーをファウル。迫力満点のフルスイングに、甲子園がどよめいた。

 「集中していたので覚えていないですけど、そうやって声援していただいたのはうれしいです」

 フルカウントから6球目、128キロスライダーを強振。鋭く飛び出した白球はジャンプした一塁手・クロンのミットを弾き、右前へ。二走・大山の生還に、再びスタンドが沸く。歓声に、一塁上で白い歯をのぞかせた。

 西宮市で生まれ育った佐藤輝にとって、甲子園は少年時代から何度も足を運んだ場所だ。名物の甲子園カレーや焼き鳥をほおばり、金本知憲や桧山進次郎、そして現役だった矢野監督の応援歌を口ずさみながら、プロのプレーに目を輝かせた。

 憧れの舞台に今、自身が立っている。五回は初球を打ち上げて左飛。それでもフェンスを越えようかという大飛球に、大歓声が起こった。七回には、150キロ台の直球を渾身の力で空振り。三塁側の鯉党からも、思わず感嘆の声がもれた。

 この日は4打数1安打1打点。6-4での勝利に貢献し、敵も味方もとりこにするフルスイングで何度も球場をどよめかせた。その姿は、かつての自分と同じように、希望を膨らませて球場に足を運んだ子供たちに大きな夢を与えたはずだ。

 矢野監督も「注目される選手なんでね。『見たい』と思われるというのは、プロとしてすごく大事なこと。スタートということでは、それなりのスタートだったんじゃないかな」と合格点を与え「6番ぐらいが一番ハマるところかなとは現状、思っているけどね」と初めて打順に言及した。ルーキーの活躍に引っ張られるように、打線は3試合連続の2桁安打で逆転勝ち。その存在が、チームに大きな追い風を吹かせている。

 「本拠地で声援も多いですし、うれしいし、力になる。もっとシーズンで拍手してもらえるように頑張ります」

 甲子園初陣でがっちりつかんだファンの心。快進撃を続けるドラ1にまた一つ、力強い味方が加わった。(原田遼太郎)

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