【ピオリア(米アリゾナ州)21日(日本時間22日)=丹羽政善通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(26)がパドレスとのオープン戦に「1番・投手」で出場し、メジャー4年目で初めて先発登板した試合で打者としてもプレーする“リアル二刀流”を実現した。投げてはメジャー自己最速の101.9マイル(約164キロ)を計測し、4回を2安打1失点、5奪三振。打っては2打数2安打、1四球と全打席で出塁。投打で圧巻の活躍を見せ、全米の度肝を抜いた。
時は訪れた。渡米4年目。大谷が、メジャーで初めて二刀流の“真骨頂”といえる投打同時出場を果たした。スタメン表の一番上に「投手・大谷」の名が刻まれた試合で、投打にわたり躍動し「特別なことは(ない)という感じ」と涼しげに振り返った。
過去に「1番・投手」で出場したのは2016年7月の1度だけ。メジャーのレギュラーシーズンでは1968年にシーザー・トーバー(ツインズ)以来例がなく、エンゼルスでは初めてだった。
大谷にとって、同じ日にマウンドと打席に立つこと自体が17年10月以来。それでも「(打撃で活躍すれば)自分の役割をやったという自信になり、よりアグレッシブにマウンドでも攻められる」と相乗効果すら口にするあたりに、その異能ぶりが証明されていた。
開始5分前に投球練習を終え、プレーボール直後に打席に入ると、いきなり見せ場をつくった。一回、18年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕、スネルから中前打をマーク。オープン戦9戦連続安打とした。
その裏は、ユニホームの左膝付近を汚したままマウンドへ。一回に1失点したが、二回は三者凡退。三回1死一、二塁では、14年総額360億円の大型契約を結ぶパドレスの主砲タティスを三飛に仕留めた。
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