早くも日本女子サッカーの至宝が本領発揮だ。
現地土曜日、イングランドのFA女子スーパーリーグ(WSL)は第12節が開催され、岩渕真奈を擁するアストン・ビラはホームにレディングを迎えた。マンチェスター・シティを相手に0−7の大敗に終わった前節、岩渕は後半頭からのスタートでホロ苦のリーグデビュー。気持ちを切り替えたレディング戦、入団後初のホームゲームで初スタメンを飾り、いきなり大仕事をやってのけたのだ。
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開始早々に先制を許したアストン・ビラは、なかなか思うようにゲームを作れない。岩渕は2列目に位置して右へ左へと位置を変えては果敢に仕掛け、前線との上手く距離を保ちながら攻撃陣をリードしたが、ゴールは生まれなかった。
そして迎えた55分、岩渕が魅せる。右サイドのFKから、味方選手が送ったグラウンダーのクロスに反応。鋭く飛び出してスライディングで蹴り込み、移籍後初ゴールを決めてみせた。
アストン・ビラはその後にふたたびリードを奪われるが、終了間際にふたたびなでしこジャパンのエースが光り輝く。左サイドでマーカー2人を引きつけ、中央の選手とのワンツーを決めてエリア内のスペースを切り裂くと、折り返した球をダイアナ・シルバが押し込み、土壇場で同点に追いついたのだ。
初のフル出場で1G1Aの大暴れ。岩渕本人は試合後に公式インスタグラムを更新し、「ホーム初戦で初スタメン初ゴールに初アシスト!」と興奮気味に書き出すと、「怪我してから初めての90分フル出場。引き分けでしたがヴィラにとっては重要な勝ち点1。日本からも応援してくれた皆さん、応援ありがとうございました!」と続け、「水曜日にまた試合です。頑張ります」と気を引き締めた。
チームを率いるゲンマ・デイビス監督も手放しで称賛だ。「マナはクレバーなポジショニングで常に私たちのフォワードと良い連携を見せてくれた。チームメイトたちは彼女がどうすればプレーしやすいかのが分かってきたし、もっと試合を重ねて、彼女がイングランドでのプレーにもっと慣れてくれば、さらに面白くなってくると思う」と期待を込めた。
さらに英公共放送『BBC』は速報記事で先制点の場面を絶賛。「難しい角度なのによく決めた。あのゴールがビラに息吹を与えたのだ」と評し、「2点目のお膳立ても見事で、ビラに今季のホーム初ポイントをもたらした」と称えている。
そしてリーグ公式サイトもマッチレポートで「イワブチが鮮烈なホームデビューを飾った」と伝え、「雪が降りしきるなかでビラはイワブチとともにクールに戦った。ラストプレーでは美しいドリブルからボックス内でフリーとなり、劇的な同点ゴールを生み出したのだ」と報じ、そのアシストを“MOMENT OF THE MATCH”に選出した。
ホームで勝点1を掴んだアストン・ビラはこれで通算7ポイント。12チームで争うWSLは1チームのみが降格するレギュレーションで、アストン・ビラは依然11位と苦しい状況ながら、最下位ブリストル・シティとの勝点差を5に広げている。
今後さらにコンディションとコンビネーションが高まってくれば──。岩渕真奈のさらなる活躍を期待せずにはいられない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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