スローで前有利
1月24日(日)に中山競馬場で行われるAJCC(GII・芝2200m)。今年の中長距離戦線を占う伝統の一戦に歴戦の古馬17頭が顔をそろえた。昨年の菊花賞で3冠馬コントレイルと死闘を演じたアリストテレスを筆頭にクラシックで活躍した4歳馬たちが人気を集めているが、重賞好走歴の豊富な5歳以上の面々も強力だ。今年初戦を飾り、春の大舞台へ名乗りを上げるのは果たしてどの馬か。また、馬券で狙うべきは果たしてどの馬なのか、今週もデータを踏まえて検討していこう。 【東海ステークス 2021最終予想】軸は枠が決まって鉄板になった馬!穴は雨馬場大歓迎なあの馬!(SPAIA編)
はじめに、過去10年の傾向を分析する。 不良馬場の年を含めた10レース中5レースで前半5Fが62秒以上かかっており、古馬GIIというレースレベルを考えればかなりスローな傾向が続いている。頭数が11~12頭前後に落ち着いた年が多かったことも一因かもしれないが、少なくとも極端にペースが速くなることはないだろう。 前半で息が入りやすいことから前有利の傾向が顕著であり、4角5番手以内が連対率33%を記録している。それより後ろの位置取りとなった控えた馬は連対率5%にとどまっており、さらに4角10番手以下は【0-0-0-35】と壊滅的。差し馬は直線を迎える前に位置を上げられるかが勝負の分かれ目となりそう。 今回はジェネラーレウーノと前走で穴を空けたジャコマルの2頭が逃げ候補。乗り替わりがどう出るかは不透明なところだが、特に前者はハイペースで飛ばすというよりはスローの溜め逃げが基本的なスタイルであり、ペースはある程度落ち着くとみてよいだろう。近年の傾向通りに馬券は先行勢から入りたいところだ。「先行できる」騎手を信頼
各馬の位置取りそのものは各馬のスタートやテンの速さによって大きく左右されるものだが、積極的に出して行って、いい位置で折り合うためにはやはり鞍上の手腕も求められる。そこで、「位置を取れる騎手は誰なのか?」という問題について考えてみたい。ここでは過去5年の中山芝中距離(芝2000~2200m)という条件に絞って、騎手ごとの成績を直線までの位置取りと合わせてチェックする。 当然ながら前目の位置を取れる馬は力があるということなので、全体的にはリーディング上位の騎手が直線までにいい位置を確保している傾向にある。成績の上では特にルメール騎手は複勝率63.4%と安定感抜群であり、今回も当然ながら軽視はできない。一方で「最も前目の位置を取れていた」のは石橋脩騎手で、45.2%は騎乗機会30回以上に限ればトップの数字。今回も、いわば騎手自身の「先行力」を生かして確実にいい位置を取ってくれると期待したい。
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