元アイドルが執筆したダイエット本『デブぬけ 激太りした元アイドルが食べながらやせた奇跡のダイエット方法』(宝島社)がにわかに話題になっている。執筆したのは元AKB48の西野未姫。グループ卒業後は、タレントとして数々のバラエティ番組に出演し、その明け透けなキャラクターで人気を博している。
AKB48時代、彼女は過度のストレスから暴食を続け、アイドルとは思えない激太り体型に。番組で披露するオーバーリアクションもあり、いつしか王道からは外れ、お笑い担当となっていた。
だが、卒業公演を前に「やっぱり芸能人はキレイ」と言われたいと、ダイエットを敢行。見事に痩せるも、その後、リバウンドを経験……。本書は、都合4度の激太りとダイエットを繰り返した西野が経験したダイエットの軌跡とノウハウを、そのメンタル面まで含めて赤裸々に綴った一冊だ。
4度目のダイエット後、リバウンドしていないという西野に、アイドル時代の話から、ダイエットとリバウンドの軌跡を聞いた。2回連載の前編では、アイドル時代の話を中心にお送りする。
* * *
──著書『デブぬけ』(宝島社)の前書きで、AKB48時代にお笑い担当というポジションに手を出したことが激太りのきっかけになったと書いていますが、詳しいお話を聞かせてください。
西野 もともとお笑いのことは分からなかったですし、加入当時はAKB48でセンターになりたいと思ってやっていたんです。ところが『AKBINGO!』(日本テレビ系)をきっかけに、リアクションがデカいということもあって流れ的にバラエティ班になっちゃったんです。
──リアクションのデカさは意図したものだったんですか?
西野 全く意識はしていませんでした。昔から虫とオバケが苦手で、「箱の中身はなんだろな?」みたいなことを番組でやった時に、中身が虫だと思って暴れちゃったんですよ。それでリアクションが面白いってことで、そこからはどんどんお笑い寄りになって、「もうアイドルじゃないのか……」と考えるうちに太り始めたんです。
──バラエティか正統派アイドルかの葛藤みたいなものがあったんですか?
西野 葛藤も何もなく自然の流れでそうなっちゃいました。バラエティ班になったこと自体は嫌じゃなかったんですけど、やっぱり同期(AKB48第14期生)の小嶋真子ちゃんや岡田奈々ちゃんに比べたら全然人気がないから、どんどんポジションが下がっていって。一人暮らしを始めてから外食が増えたのもありますし、どんどん太っていきました。
──運営から注意はされたりは?
西野 そこは自己責任ですから。言われないですけど、ポジションは落ちていくので、食べることでストレス発散をしていました。どんどん衣装も入らなくなって、衣装さんに「もうちょっと痩せてね」と言われるようになり、デブと分かっていても痩せられない。劇場公演の生配信を観ると、すごくデブで、それをスクショされて「激太り」って2ちゃんねるにスレが立ち、それで落ち込んで、また食べちゃうんですよ。
──毎日、劇場公演もありますし、レッスンやリハーサルも入れると、それなりの運動量にも思えますが。
西野 異常に食べていたので痩せなかったです。
──初めてのダイエットはAKB48の卒業公演に向けて行ったそうですが、そもそも卒業するかしないかで悩んだりは?
西野 それほど悩むこともなく決心しました。アイドルじゃなくてバラエティ中心にやっていきたい気持ちもありましたし。ただ、むしろ卒業してからの方が引きずりましたね。
──というと?
西野 やっぱり辞めない方が良かったかな、また戻りたいなって、結構長い時間、AKB48に未練がありましたね。仕事が激減してお金もないし、しょうがなくバイトを始めて。卒業して2年近くはテレビに出ることもなかったですし、事務所の仕事は月に1回ぐらいで給料は4千円程度……。バイト以外の時間は暇でしたね。
──卒業前のダイエットは成功したんですか?
西野 卒業発表してから卒業公演まで3カ月ぐらいあったんですけど、その間に8キロぐらい痩せました。
──それはすごいですね!
西野 静岡の実家に帰省していたんですけど、外食することもなかったですし、地元の市民プールに通っているうちに痩せましたね。何度かめげそうになったこともあったんですけど、デブのまま卒業したくない気持ちが強かったので何とか痩せられました。
──有終の美を飾ったのに、卒業後は仕事がなかったと。
西野 しかもリバウンドしたんですよ。それまでは衣装が入らなくなったり、他のメンバーと自分を比較したりでデブを意識できていたんですけど、比べる人もいなくなって、衣装を着ることもなくなって。暇になったから、先輩にゴハンを誘われたら行って、みんなが残したゴハンを食べて、盛り上げ役みたいなことを1年半ぐらいしていたんです。それで、めっちゃ太りました。
──盛り上げ役で呼ばれていたんですか(笑)。
西野 いつも明るいし、ずっと喋っているしで、AKB48時代の先輩に可愛がってもらったんです。しかも、めっちゃ食べるから、「もっと食べな!」って喜んでくれるんですよね。
──そんな日々を送っていた中、また本格的なダイエットを始めたきっかけは?
西野 もうデブでいいやって感じで開き直っていたんですけど、たまたまテレビ番組でダイエット企画のお話があったんです。2018年9月のことですね。それで初めてパーソナルジムに通って、2カ月で9キロぐらい痩せました。その時に、『デブぬけ』でもお世話になっているパーソナルトレーナーの玉木さんと出会ったんですよ。
──自己流のダイエットとは何が違いましたか?
西野 最初のダイエットはランニングマシンで走ったり、水泳したりと有酸素運動が多かったんですけど、筋トレが中心になりました。パーソナルトレーナーの方がいるとサボれないですし、自分の限界を超えさせてくれるので、意識も変わりました。
──番組の企画とはいえ、ちゃんと結果を残せるのはすごいですね。
西野 番組の圧がすごかったです(笑)。それに全くテレビに出ていなくて、卒業して3回目ぐらいの地上波だったんですよ。何度か出させて頂いて、密着もして頂いたので、恩返ししなきゃって気持ちも強かったですし、ここでダイエットを成功させなきゃ見捨てられると思って必死でした。
──その間、先輩からの誘いはなかったんですか?
西野 誘って頂いても断っていましたし、そういう場に顔を出しても食べなかったです。
──やると決めた時の意志は強いんですね。ダイエットに成功して世間の反応はいかがでしたか?
西野 ネットニュースにもなりましたし、みんなから「痩せたね。絶対に今の方がいいよ」って褒めて頂きました。
──そのまま体型維持はできなかったんですか?
西野 ダイエットから解放されて、暴食してたら一気に太りました。その一方でテレビの仕事は増えました。ダイエット企画をきっかけに、ちょこちょこ呼んで頂けるようになったんです。その頃にはAKB48に対する未練もなくなっていましたね。
──まだAKB48に未練のあった頃、現役メンバーの活動を見ることはできましたか?
西野 あ、見れなかったかも! 「この時はキラキラしてるな」って自分の過去映像は観ていたんですけどね。先輩や同期は応援していましたけど、後輩にの活動は見ないようにしてたかもしれません。あんまり見ちゃうと、余計に戻りたいって思いますからね。
──ちなみに今はアイドルに戻りたい気持ちはありますか?
西野 劇場公演はめっちゃ好きだったので、また出たいなとは思いますが、アイドルに戻りたいという気持ちはないですね。
──劇場公演は特別な日に出られる可能性もありますしね。
西野 同期の子の卒業公演は出られるチャンスがあるんですよね。ただ残っているのは一人(岡田奈々)しかいないので、あと1回しかチャンスはないかも(笑)。
▽『デブぬけ 激太りした元アイドルが食べながらやせた奇跡のダイエット方法』(宝島社)
著者:西野未姫
発売日:1月27日(月)
価格:1,430円
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March 05, 2020 at 04:00AM
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