こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。 暑くなってくると、さっぱりした料理を家族からリクエストされることが多くなりますよね。でも、家族の健康を思うと、エネルギーや栄養もしっかり取れて、夏バテを防ぐメニューも考えなくちゃ……。 ということで、我が家も「土用の丑(うし)の日のうなぎ」は毎年恒例にしています! そういえば、土用の丑の日にうなぎを食べるのはなぜかしら? 気になったので調べてみることにします!
土用の丑の日とは? 2021年はいつ?
「土用」は、中国伝来の陰陽五行説に由来します。「木火土金水」は「四季」に基づいて、春は木、夏は火、秋は金、冬は水に、それぞれ当てはめられています。また「立春・立夏・立秋・立冬前の約18日間」の年4回の季節の移り変わりが「土(土用)」とされています。ですが、現在は「夏の土用の時期」を「土用の丑の日」とするのが一般的になりました。 土用とは、次の季節に移る前の期間を表しているのですね。それぞれ最初の日を「土用の入り」、最後の日を「土用の明け」と呼びます。 加えて、日にちを十二支に当てはめて考えられ、それが12日ごとに繰り返されることから、土用の約18日間に「丑の日」が2回くる年もあります。この場合は、1回目の土用の日は「一の丑」、2回目は「二の丑」と言います。 2021年は、立秋が8月7日(土)で、土用の入りは7月19日(月)、丑の日(一の丑)は7月28日(水)、土用の明けは8月6日(金)です。
土用の丑の日にうなぎを食べる理由
諸説ありますが、江戸時代の発明家平賀源内が、夏場にうなぎが売れない鰻屋の店主に相談され、「本日、土用丑の日」と書いて貼るようにすすめたところ、見事に大繁盛したと言われています。そこから他の鰻屋もこぞって真似たことから、徐々に世間に浸透し風習化されました。その背景には、「丑の日」には「う」の付く食べ物を食べると夏負けしないという、昔ながらの風習も影響しています。 そもそもなぜ夏はうなぎが売れなかったのでしょうか。それは、天然のうなぎは、冬眠に備えて栄養を蓄える晩秋から初冬が旬だったから。ですが、現在は養殖が盛んになり、通年おいしいうなぎが食べられるようになりました。 ちなみに、当時はうなぎ以外にも、うどん、梅干し、ウリ(うり)、牛肉(うし)、馬肉(うま)といった頭に「「う」の付くものを食べる習慣もありましたが、現在は一部の地域だけのようです。 今年の夏はうなぎを食べて家族で夏バテ予防しようと思います!
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