動画配信大手ネットフリックスは、インド映画「アンナプーラニ:食の女神」の肉を食べるシーンなどをめぐって、複数のヒンドゥー教右翼団体からの抗議を受け、同作品を同社の配信サービスから削除した。一部の団体は映画の監督、俳優、プロデューサーらを捜査するよう警察に届け出ているという。米CNNが16日報じた。
CNNによると、この映画は、ヒンドゥー教のカースト制度の最高位で、伝統的に菜食主義である「バラモン」(僧侶階級)出身の女性が、家族の反対にあいながらシェフを目指すストーリーだ。
抗議している団体が問題視するのは、映画が「バラモンの娘が肉を食べる姿を映しだし、崇敬する(ヒンドゥー教の)神が肉を食べるとしている」ことだという。
CNNが入手した資料によると、団体は「宗教的感情を侮辱する」「異なるグループ間の敵意を助長する」といった項目に該当するとして、警察に捜査に必要な申請をしたという。
映画は昨年末に公開され、すぐにインドで人気映画の一つになったが、2週間も経たないうちに配信サービスから削除された。
2020年には、ネットフリックスの別の作品が、ヒンドゥー教徒の女性が寺院でイスラム教徒の男性にキスされるシーンを描いたことから、インドで同社のボイコットが呼びかけられたことがある。
からの記事と詳細 ( 肉を食べるシーンに抗議殺到 インド映画が配信サービスから削除:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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