Saturday, December 9, 2023

シャチ最強説。ホオジロサメを襲って食べる - GIZMODO JAPAN

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アフリカに続き、オーストラリアでも。

オーストラリアで昨年10月に打ち上げられた大型のホホジロザメの死骸は、リサーチチームの調査の結果、シャチによって殺され、食べられたことがわかりました。

シャチの体格のよさ

約4.9mのサメの死骸は、お腹の部分が欠けているという特徴的な兆候があり、シャチの仕業であると推測されていました。そして最近の解析により、このホホジロザメはやはりシャチによって仕留められたことが確認されたのです。

ホホジロザメは最大で約6.1mまで成長し、体重は約2,268kgにも達し、尖った歯の数は数百本。海の世界では最も恐ろしい捕食者の一種だと言われています。しかし、シャチには歯が立たないようです。

シャチは最大で約9.1m以上に成長し、体重は約9,979kgになるとされています。脅威の約10トンです。

サメの肝臓はおいしい?

サメの肝臓は栄養価が豊富なことから、シャチはホホジロザメを獲物とする傾向があります。シャチにとってはおいしいご馳走のようですね。

2017年以来、南アフリカのビーチに打ち上げられていた少なくとも8頭のホホジロザメも2頭のシャチ、ポートとスターボードの仕業だったことがわかっています。そのうち7頭は肝臓がえぐられていました

また、2022年5月にはシャチの群れがサメを取り囲み殺す様子が映像に収められています。シャチはサメの肝臓のほhかに、ペンギンの胸肉、マンボウの腸もお好きだそうです。

オーストラリアのディーキン大学の水生生態学者であるAdam Miller氏は、ABCラジオメルボルンの取材に、噛み跡は

シャチの典型的なものであり、サメの傷口にはシャチのDNAが豊富に含まれていた。

と述べています。

Miller氏は、攻撃に関与したと思われるシャチの群れが近くの水域で直前の数日間目撃され、その中にはベント、ティップ、リップルという3匹のオスも含まれていたと語っています。

Video: Sea Search Research & Conservation/YouTube

シャチは女家長制の構造

シャチは最強の殺し屋というだけでなく、高い知能を持ち、複雑な母権制社会構造を持つ動物です。

今年の3月、リサーチチームはシャチの群れがパイロットクジラの子どもと一緒に旅しているのを目撃していますが、そのシャチたちがそのクジラの子どもを養子として受け入れたのか、それとも誘拐したのかは不明だということです。

またシャチが狙うのは、ホホジロザメだけではありません。シャチはヨーロッパの船舶に対しても攻撃を仕掛け、通常はいないはずの場所、例えばマーサズ・ヴィンヤードやマサチューセッツ州のプロヴィンスタウン沖などにも姿を現し、増えているとのことです。

南アフリカのホホジロザメを襲うポートとスターボードを研究している研究者たちは、そのうちのどちらかのシャチが他の仲間たちにホホジロザメを上手に狩る方法を教えている可能性があると推測しています。

シャチがどういう経緯で、ホホジロザメの肝臓がおいしいことがわかったのかははっきりしていません。肝臓だけを正確・かつ巧妙に狙い、他はポイしてしまうシャチ。確かに海の世界の殺し屋ですね。

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