
早く食べると太るはホント!じゃあ、その逆は……?
早食いは太る――誰もが一度は耳にしたことがある話だと思いますが、果たしてそれは本当のことなのでしょうか? 結論から言えば「早食いは太る」はホントのことです。そしてこれは同時に「早食いをやめればダイエットになる」という可能性も秘めた事実になります。 サプリメントや、きびしいダイエットに頼らずとも「ゆっくり食べることが痩せる」という根本的な原則を理解して実行すれば、それこそ運動の必要もなく、食事内容も変えることなく「痩せ」につながるかもしれないのです。 それを裏付ける調査データをご紹介しましょう。 2006年に日本の公務員合計約5,000人の男女を対象に実施された、食べる速度と肥満の関係性についての調査。この調査では、食べる速度が「非常に早い」と感じる~「非常に遅い」まで、複数の段階に分けて自己申告で報告してもらったのですが、その結果は驚くべきものでした。 食べる速度が「非常に遅い」と回答した人の多くが、20歳の頃と比べてBMI(肥満度を表す体格指数)が減少していたのに対して、「早いもしくは非常に早い」と回答した人のほとんどはBMIが上昇していたのです。
早食いの人は早食いしやすい(太りやすい)食事を選びがち?
なぜそのような結果になったのかでしょうか? 原因はふたつ考えられます。 ひとつは、早食いが太る原因としてよく言われている「満腹になる前に必要以上に食べすぎてしまう」というもの。 これは別の研究でも関連性が示唆されていて、健康な成人男性を対象にアイスクリームを5分、もしくは30分かけて食べてもらったところ、腸内から分泌される「食欲減退ホルモン」の分泌が30分かけてアイスクリームを食べた人たちの方が多かったそうです。 ふたつめは「早食いの人は早食いしてしまいやすい食事を好んで食べる傾向があるのではないか?」という可能性です。 早く食べられる食事とは、よく噛まなくても食べられて、ひと口のサイズが小さく、そして食物繊維の少ない物などがあげられます。食物繊維が少ない食べ物を具体的に挙げれば……アイスクリームやお肉、お寿司、ジュース、加工肉などで、たしかにこれらが中心の食生活は肥満予防とはほど遠そうです。
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