阪神・岩田稔投手が1日、西宮市内のホテルで会見に臨み、今季限りでの現役引退を表明した。2005年のドラフト希望枠で入団し、08年には10勝をマーク。翌09年にはWBC日本代表として世界一にも輝いた。また、自身も闘う「1型糖尿病」患者の支援や研究基金に寄付するなど、慈善事業にも積極的に取り組んだ。以下は一問一答。
―まずは岩田選手からごあいさつを
「16年間、本当にありがとうございました。長く、16という数字を見ると長いんですけど、僕の中ではあっという間に時間が過ぎた16年でした」
―引退決意した気持ち
「肩の荷が下りた感じです。小学校1年から野球のチームに入って今まで32年間、駆け抜けてきました。楽しいこと、苦しいことたくさん経験させてもらった野球に感謝です」
―決断した経緯は
「そうですね。この今38歳の年なんですけど、4~5年ぐらい前から『そろそろかな』という思いもありながら『まだまだいけるぞ、負けへんぞ』という思いもありながら過ごしていました。今年の最初にコロナにかかってしまって、思ったよりも体が元気になっているんですけど、気持ちの方が昔ほど燃えてくるようなものがなくなってきた。自分のうーん、気持ちに負けたというか。そのタイミングで引退を決意しました」
―その間は気持ちを奮い立たせようと葛藤した
「そこからはめちゃくちゃ長かった感じがします」
―ユニホームを脱ぐと決めた瞬間は
「この気持ちでタイガースのユニホームを着てプレーをするのは失礼だと。思ったので。ユニホームを脱ぐことに決めました」
―縦じまのユニホームは重く、尊い
「そうですね。大阪で育って高校も大学もお世話になっている。関西の球団に入れたんで、素晴らしい縦じまのユニホームを着られて幸せです」
―やりきったか、悔いはあるか
「やりきりましたね」
―引退を最初に伝えたのは
「妻です。そして大切な家族に…。(号泣)。引退という言葉を伝えました」
―奥さん、お子さんの反応は
「まあそうですね。妻は僕が1型糖尿病ということもあって、すごい食事の面であったり、生活の面も一緒に管理してくれたので、本当によくやってくれたと言ってもらいました」
―お子さんは
「うちの子供は結構、僕をいじってきたりとか、それぐらいする楽しい家族なので、もう辞めんの?みたいな軽い感じで話してくれたり、してくれました」
―家族へのメッセージを
「そうですね。本当に感謝の言葉しかないですね」
―矢野監督にはどういう報告
「『一緒にプレーもしたし、本当にお疲れ様』と言ってもらいました」
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