こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。 先日スーパーに行ったら鶏のむね肉が大安売りしていたので買いだめしてしまいました。むね肉を使ったメニューを食卓にふんだんに並べたところ、子どもたちからは大不評……。「なんかパサパサする」ですって。困りました。まだまだたくさんあるので、有効活用するためにも鶏むね肉のおいしい食べ方を調べてみました。
鶏むね肉の特徴
鶏むね肉は比較的安価で手に入り、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養成分に優れています。また、味は淡泊で柔らかくて脂肪が少なめなので、ヘルシー食材の代表的なものとされています。ただ、「あの口当たりの悪さやパサつき感って苦手!」と思っている人って、多いのではないでしょうか? 鶏むね肉を調理すると肉が硬くなってしまうのは、むね肉の真ん中から放射線状に伸びている筋肉の繊維と、肉自体に脂肪分や水分が少ないことが大きな原因になっているといわれています。それらは調理法を工夫することにより、解決することができます。
鶏むね肉をおいしく食べるための下処理法
まず、調理前に鶏むね肉にある繊維を切ってしまいます。むねネ肉の厚い方をまな板の左に置き、真ん中から2つに切ります。左半分の厚い方は1cmの幅で横方向に切り、右半分は1cm幅に縦方向に切ります。こうすることで繊維を断ち切ることができます。 次は、鶏むね肉の「脂肪分」や「水分」が少ないといった特徴への対処法です。脂肪分はこれ以上、補うことができないため、「水分」を補うことを考えましょう。 調理前に、鶏むね肉を塩や砂糖を溶かした水に漬けるという簡単な方法があります。こちらの液は漬ける水に対して、塩と砂糖それぞれ5%が基本。例えば、水200ccに対して、塩10gと砂糖10gを入れる感じです。それらが溶けるまでかき混ぜ、そぎ切りした肉なら1~2時間、むね肉1枚なら最低でも2時間を目安に漬け込みましょう。 調理する際には、加熱し過ぎないよう冷蔵庫から出して常温に戻しておき、均一の厚さに切るようにしましょう。加熱は60℃から65℃の温度(低温調理)で火を入れるようにし、最後は余熱で仕上げるくらいにとどめておくことがコツです。こうすることで、チキンソテーや蒸し鶏などの料理がジューシーにおいしく作られます。
サラダチキンの作り方
ちなみに今はやっている「サラダチキン」も、似たような方法で下ごしらえします。こちらは、鶏むね肉(約250g)に対して、砂糖と塩をそれぞれ小さじ1(砂糖はやや多めに)をすり込んで、保存袋などの中に入れ、一晩休ませます。次の日、保存袋から取り出して、沸騰したお湯の中に入れたら火を止め、余熱で30分ほど火を通すとすぐに出来上がり。家で簡単にできちゃいますよ。 鶏むね肉はひと手間かけるだけで、食感が違ってきます。これからの季節、鶏むね肉は疲労回復や夏バテ予防対策に役立つ心強い食材でもあります。ぜひ普段の食事に積極的に取り入れてみてくださいね。
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