ラ・リーガ第11節が11月30日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属するエイバルは敵地でベティスと対戦し、2-0で勝利した。乾は2試合ぶりに先発復帰し、90分間プレー。2戦連続スタメンの武藤は0-0の後半4分にリーガ初ゴールを記録し、同33分に途中交代した。
エイバルは4-2-3-1の布陣でスタートし、武藤を1トップ、乾を左サイドハーフで起用。途中からMFブライアン・ヒルが左、乾がトップ下に移動すると、前半34分に右サイドのMFパパクリ・ディオプからのクロスをヒルが折り返し、GKジョエル・ロブレスに弾かれたボールを乾が押し込む。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、オフサイドがあったとして得点は取り消された。
乾の古巣ベティスへの恩返し弾は幻となったが、エイバルは後半4分に先制する。右CKからキッカーのヒルが左足でクロスを送り、ニアのDFエステバン・ブルゴスが頭でそらすと、このボールに武藤が反応。伸ばした左足で合わせ、ゴール右に流し込む。今季ニューカッスルから期限付き移籍した武藤は、リーガ出場8試合目で待望の加入後初得点となった。
後半8分にはDFロベル・コレアがPA内右でGKロブレスに倒され、PKを獲得。同9分にPKキッカーを務めたブルゴスが右足でゴール中央に蹴り込み、リードを2点に広げる。同33分には先制点を挙げた武藤がFWセルヒ・エンリチと交代した。
そのエンリチが後半42分に右サイドからPA内中央へパスを出すと、DFマルク・バルトラにカットされたボールをかっさらった乾がバルトラのファウルを受け、PKをゲットする。同44分、キッカーのエンリチが右足でゴール左にシュートを放つも、GKロブレスにストップされた。
3点目こそ奪えなかったが、エイバルはそのまま2-0で逃げ切りに成功。4試合ぶりの白星をつかんだ。
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