夢への扉がついに開かれる――。巨人がエース菅野智之投手(31)のポスティングシステムを利用したメジャー移籍を容認することが25日に分かった。
日本シリーズは2年連続4連敗と悔しい結果に終わった。25日の第4戦は1戦目の先発から中3日でブルペン待機したが、救援登板することなく今季の戦いを終えた。シーズンでは14勝2敗、防御率1・97と圧倒的な成績を残しリーグV2に貢献。全日程を終了するまでは試合に備える菅野に配慮し、球団側も本人の最終結論については先送りにしてきた。しかし、今後はメジャーに移籍するか残留するかについて正式に話し合う予定で、本人が移籍を希望した場合、球団側は今夏に示していた方針通り、意思を最大限尊重して容認する構えだ。
巨人のポスティングを巡っては昨オフ、球団として初めて山口俊(現ブルージェイズ)のメジャー移籍を認めた。山口オーナーは「海外FA権を取得して挑戦というのが基本であるのは従来と変わらない」と前置きしつつ「今後、個別のケースに関しては検討していく余地は出てくるのかな」と柔軟な姿勢を見せていた。
海外FA権を菅野は2021年に取得できるが、1年間の浪人を経て入団した経緯がある。山口オーナーも「1年を棒に振っているわけですよね」と〝前倒し〟して夢を後押しすることに前向きな発言も残していた。
菅野もメジャー挑戦を決断した際にはすぐに動けるように、代理人の選定にも着手しているもよう。今年のポスティングの申請期間はコロナ禍での日程を考慮し、12月12日まで1週間延長されている。リミットまでは残り2週間余り。これから熟考するのだろうが、どんな決断を下すのか。無双エースに熱視線を送り続けてきた米球界はその瞬間を待っている。
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