Friday, November 27, 2020

原、渋野、古江がそれぞれ良さ見せた/佐伯三貴 - ニッカンスポーツ

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16番を終え笑顔で移動する渋野(撮影・上山淳一)
16番を終え笑顔で移動する渋野(撮影・上山淳一)
  • ホールアウトし、ひじタッチで健闘を分かち合う渋野日向子(左)と原英莉花(撮影・上山淳一)

<国内女子ゴルフツアー:JLPGAツアー選手権リコー杯>◇第2日◇27日◇宮崎・宮崎CC(6543ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝3000万円)◇無観客開催

渋野日向子(22=サントリー)は、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダー、137に伸ばし、スタート時点と同じく2位でホールアウトした。

同組で回った首位の原英莉花とは2打差で古江彩佳、西村優菜と並んだ。

   ◇   ◇   ◇

<佐伯三貴のスリーポイント解説>

上位の(1)原選手、(2)渋野選手、(3)古江選手が、それぞれ良さを見せました。原選手には日本女子オープンを勝っている余裕を感じました。たまにスイングが速くなる時もありますが、すぐに冷静さを取り戻せるのも、最も大きな国内メジャーを制している経験と自信が根底にあります。高麗グリーンの特殊な芝目でも、しっかり打てています。読み通りに打てているし、それが決まるので、さらに自信がついた印象です。

渋野選手はショットの思い切りが良く、リズムがいいですね。調子が悪い時よりは、ゆったりとしたリズム。今年初めのころは、スイングがコンパクトで浅くて速く、球がバラついていたのが、タイミングを取れるようになり、安定感が出ています。13番パー5で、2オンから3パットで流れが悪くなりましたが、パッティング自体は好調です。

古江選手は20歳とは思えない、小技のバリエーションの多さが光るゴルフでした。18番パー4はボギーでしたが、グリーン手前からの第3打で選んだウエッジではなく、ピッチングウエッジまたは9番アイアンでのアプローチの技は、素晴らしかったです。ウエッジで奪った2つのイーグルも納得です。まだまだ優勝は分かりませんが、三つどもえの戦いになるかもしれません。(プロゴルファー)

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