発信地:パリ/フランス
【9月23日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は、先日行われたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)とのリーグ戦で、DF酒井宏樹(Hiroki Sakai)が相手FWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)から人種差別的発言を受けている映像があると主張していると、クラブに近い関係者が22日に明かした。
その関係者によれば、マルセイユはネイマールが二つの場面で発言している証拠があるというが、マルセイユの広報担当者はこの疑惑を認めなかった。
世界最高額選手であるネイマールは、この試合中にDFアルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)から人種差別的発言を受けていたと申し立てていた。マルセイユが1-0で勝利したこの一戦では、ネイマールを含め計5人が退場処分になっていた。
複数のスペインメディアは、実際のところネイマールもゴンサレスに対して同性愛嫌悪の暴言を浴びせていたと報じている。
PSGに近い関係者は、それらの疑いに「価値はない」とAFPに話していた。
この件を受け、ネイマールに2試合の出場停止処分を科した同国プロサッカーリーグ連盟(LFP)は、ゴンサレスが否定している人種差別的発言についての申し立てに対する調査を開始している。
また、ゴンサレスはPSGのアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)から唾を吐かれたと主張しており、同選手は23日に聴取を受ける予定。
テレビの映像からは、ディ・マリアが唾を吐いていると思われる様子が確認できるが、同選手は試合中に主審から処分を受けなかった。(c)AFP
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