【香港=角谷志保美】反政府抗議運動が半年以上続く香港で1日、元日恒例のデモが行われ、香港島の幹線道路は大勢の住民らで埋め尽くされた。デモはおおむね平和に行われたが、一部で若者らが警官隊と衝突し、警察当局は開始から約2時間半で主催者側に中止を求めた。
デモは、昨年6月から続く抗議運動でのデモ隊に対する警察の暴力を調べる独立調査委員会の設置や、選挙制度の民主化などを含むデモ隊の「5大要求」を掲げ、民主派組織・民間人権陣線(民陣)が主催した。
元日のデモは例年、主催者発表でも数千人から数万人規模だが、今年はお年寄りから子供連れまで、多くの住民が参加した。一家6人で加わった女性教師(42)は、「政府は住民の声を無視し続けている。子供たちに自由な香港を残すため、今年も戦い続ける」と話した。
香港政府は1日夕に声明を出し、「政府は、住民が平和なデモで意見を表明する自由と権利を尊重する」とした上で、「秩序回復」に向け、違法行為は厳しく取り締まる姿勢を改めて強調した。
民陣は警察の要求を受け、午後5時半過ぎにデモの終了を宣言した。しかし、一部の若者らは各地で抗議運動を続けており、警官隊とのにらみ合いが起きている。警察は一部で催涙弾も発射した。
2020-01-01 11:22:00Z
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