Sunday, August 6, 2023

焼き魚と大根おろしを一緒に食べるメリット3選 発ガン性物質の抑制も? - 株式会社週刊つりニュース

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焼き魚を外食で食べるとほぼ必ず添えられている「大根おろし」。実はサッパリ食べることが出来る以外にも大きなメリットがあると言われています。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

TSURINEWS編集部

その他 サカナ研究所

焼き魚の相棒「大根おろし」

世の中の料理には決まった相棒のような薬味や付け合わせがありますよね。

刺身にはワサビ、冷ややっこにはネギやショウガのように焼き魚には決まって大根おろしが添えられています。

一緒に食べることでサッパリ美味しく食べられることは間違いありませんが、実はこれ以外にも大きなメリットがあると言われています。

メリット1:発ガン性物質の抑制

子供の頃、「コゲを食べるとガンになる」と言われて育った人はいませんか?実はこれは事実として立証されており、過剰に摂取することは体に良くありません。

肉や魚を焼いた時にできるこげは「ヘテロサイクリックアミン」という物質が含まれており、発ガン性物質として人体に影響を及ぼす可能性があるということが分かっています。

大根にはこの発ガン性物質を中和、抑制することが出来る「リグニン」という植物繊維や、「ジアスターゼ」「オキシダーゼ」などに消化酵素が多く含まれています。焼き魚と一緒に大根おろしを食べるだけでこの発ガンのリスクを下げることが出来るのです。

また、大根の辛み成分の「イソチオシアネート」というイオウ化合物も強力な抗酸化作用で、がんを予防したり、血栓を作りにくくする作用もあると言われています。

メリット2:消化吸収の補助

焼き魚と大根おろしを一緒に食べることで、焼き魚の栄養吸収率を補助する効果に期待が持てます。

季節にもよりますが、焼き魚として食べられることが多いサカナだとアジ・サンマ・サバなどの青魚が多いでしょう。これらのサカナは亜鉛や鉄分などの栄養素を多く含んでいる一方、吸収率が悪いという面もあります。

しかし、大根おろしにはビタミンCが多く含まれており、このビタミンCが亜鉛や鉄分の栄養吸収率を補助する役割を果たしてくれるのです。焼き魚と大根おろしを一緒に食べることで、栄養素を効率よく吸収することが出来るのです。

メリット3:胃もたれ予防

サカナは加熱調理をすることでたんぱく質が固まり、刺身などの生食に比べて消化しにくくなっています。

消化しにくいという事は胃腸に残る時間が長くなるため、その分負担がかかることで胃もたれの原因になってしまいます。

大根には胃腸の機能を高め消化を助ける機能もある酵素「アミラーゼ」が豊富に含まれており、大根おろしと一緒に食べることで焼き魚の消化を補助してくれるのです。

大根おろしは唯一の存在

焼き魚の相棒としては他にもレモン汁や、かぼす汁をかけることも多いと思いますが、こちらも焼き魚の重い脂を消してさっぱりとした口当たりにしてくれます。

焼き魚と大根おろしを一緒に食べるメリット3選 発ガン性物質の抑制も?焼き魚の最高の相棒(提供:PhotoAC)

しかし、発ガン性物質を抑制したり、消化吸収を補助できるのは大根おろしだけ。

焼き魚の相棒には他のどんな美味しい食材であっても大根おろしの代わりは務まらないと言えるでしょう。

<近藤 俊/サカナ研究所>

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