Tuesday, April 13, 2021

ポケットマルシェ、食べ物付き情報誌「東北食べる通信」を単行本化 「東北応援プロジェクト」の一環 - マイナビニュース

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ポケットマルシェ、食べ物付き情報誌「東北食べる通信」を単行本化 「東北応援プロジェクト」の一環

生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェはこのほど、食べ物付き情報誌として発行している「東北食べる通信」を単行本化した「人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語『東北食べる通信』より」を刊行する。東日本大震災から10年というタイミングで同社が推進する「東北応援プロジェクト」の一環として、オレンジページより5月6日に発売する。また、単行本化を記念し、オレンジページ代表取締役社長の一木典子氏、創刊号から2019年4月号まで「東北食べる通信」の写真とデザインを手掛けた玉利康延氏、ポケットマルシェ代表の高橋博之氏によるトークイベントを4月24日に開催する。

2013年7月創刊の「東北食べる通信」は、毎月1回、独自の哲学やこだわりをもった生産者を特集した情報誌と、彼らが手掛けた食材がセットで届く「食べもの付きの情報誌」。消費者は食材の裏側や作り手の生き様を知り、特集された生産者の食材を楽しみ、生産者と読者のみが参加できるSNS上のグループや対面イベントで直接交流を行うことができる。これまでに94号を刊行しており、100名以上の生産者を取り上げてきた。「新しい食のカタチをデザインし、世に発信している」点が評価され、2014年度のグッドデザイン金賞を受賞している。

単行本「人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語『東北食べる通信』より」では、2013年8月号から2018年10月号までに発行した「東北食べる通信」から、計20名の生産者のエピソードを抜粋して掲載。東北6県の美しく迫力のある風景写真をメインに、掲載食材を実際に使用しているシェフのインタビューなども収録する。価格は2530円で、Amazon、全国書店などで販売する。

「東北食べる通信」のルーツは東日本大震災にある。震災のあった2011年当時、ポケットマルシェ代表の高橋氏は岩手県議会議員を務めていた。被災地で、被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にし、食材とその裏側にある農漁業の物語を都市住民へ届けることで、分断された生産者と消費者がつながり、「共助」の関係を日常から生み出すことができるのではないかと考えたという。「共助」の関係性構築により、両者の抱える課題が解決されることを目指して、世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」の創刊に至ったとしている。

「東北食べる通信」の創刊以降、そのコンセプトは国内外に広がり、これまでに国内50箇所以上、台湾4箇所でそれぞれの地域の食べる通信が刊行された。各地域の活性化に貢献した点や、都市と地方、消費者と生産者を結びつけた点を評価され、「食べる通信」は2015年に第1回日本サービス大賞 地方創生大臣賞を受賞している。

このほどの取り組みは、ポケットマルシェの東北応援プロジェクトの一環として、これまでの「東北食べる通信」の取り組みを単行本化という形でまとめ直すことで、生産者の哲学やこだわり、「東北の食の豊かさ」をより多くの方に届けたいとの考えによるもので、この想いに賛同したオレンジページを発売元として出版に至ったとしている。

また、4月24日には、単行本化を記念し、オレンジページ代表取締役社長の一木典子氏、創刊号から2019年4月号まで「東北食べる通信」の写真とデザインを手掛けた玉利康延氏、ポケットマルシェ代表の高橋博之氏のトークイベントをライブ配信にて実施。「東北食べる通信」の発行に至った経緯やその魅力、単行本創刊の背景と収録内容などについてトークを行う。「食べる通信」「東北食べる通信」「ポケットマルシェ」の各媒体で同時配信し、参加費・申し込み不要で視聴できる。

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