Monday, February 1, 2021

大坂なおみが今季初戦快勝「とてもいい気持ち」 - auone.jp

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ショットを放つ大坂なおみ(AP)

<テニス:ジップスランド・トロフィー>◇2日◇オーストラリア・メルボルン◇女子シングルス2回戦ほか

大坂が今季、最高のスタートを切った。全豪前哨戦に第2シードで出場した世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)は今季初戦となる2回戦で、同53位のコルネ(フランス)に、1度も自分のサービスゲームを落とさず、6-2、6-2で快勝。3回戦では同371位のボルター(英国)と対戦する。対戦成績は大坂の2勝0敗。

いきなり気合いがみなぎった。第1セットの第1ゲーム。1球目の構えに入り、まだ球を打っていないときから、左手でガッツポーズをつくった。相手が誰だろうと、絶対に負けない。気迫がみなぎった。大坂は、集中できるかどうかが、すべての鍵を握る。21年の幕開けで、気を引き締めた大坂がいた。

オフシーズンの改善点として、顕著に分かるのは、サーブの種類の豊富さだ。2年前までの直球サーブに、回転をかけた第2サーブという単調さから、昨年は横回転のスライスを覚え、相手をコートの外に追い出せた。

この1戦では、トスを頭上より後ろ目に上げ、バウンドしてから跳ねるキックサーブを打っていた。球種だけでなく、コースも多様になり、その組み合わせで、相手を惑わすことが可能になる。パワー一辺倒のサーブにはおさらばだ。

昨年から多用しているフォアの縦回転がかかったスピンショットも健在。ネット上に、球を高く飛ばすことでミスが減り、相手のコートに深く入ることで押し込める。その返球で、相手のショットが短くなれば、持ち味のパワーでたたき込む。まさに頭脳とパワーを併せ持った無敵のプレーだ。

大坂は昨年、8月の全米前哨戦の決勝で、戦わずして棄権している。これは、試合をしていないということで、テニス界では敗戦に数えない。つまり、この前哨戦から全米優勝を含み、この日の勝利でツアー12連勝ということになる。

18年全米、19年全豪で見せた4大大会2大会連続優勝。当時は、パワーで押し切った感のあるプレーだが、20年、21年は全く違うテニスで、大坂が女王の連続優勝にひた走る。

大坂なおみの話 とてもいい気持ち。皆さん、本当に来てくれてありがとう。昨年の(優勝した)全米以来の試合ですごく緊張していたけど、新しい年だから、気持ちも入れ替えた。

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