Tuesday, February 2, 2021

大坂なおみ371位に苦戦の8強“キレ”が足りない - ニッカンスポーツ

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第1セットを落とした大坂(AP)
第1セットを落とした大坂(AP)
  • バックハンドでリターンする大坂(AP)
  • マスク姿でコートに入る大坂(AP)

<テニス:ギプスランド・トロフィー>◇3日◇オーストラリア・メルボルン◇女子シングルス3回戦

世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)が思いがけない苦戦ながら8強に進出だ。同371位のボールター(英国)に第1セットを落としながら、「最後までベストを尽くそう」と、3-6、6-3、6-1で逆転勝ち。準々決勝では同14位のコンタ(英国)-同79位のベグ(ルーマニア)の勝者と対戦する。

ボールダーとの打ち合いで、少しだけ腰が引けた。相手は大坂のショットに対してミスがなく、負けてもともとと向かってくる。大坂が打っても相手は打ち負けず、先に第1セットの第7ゲームでサービスゲームを落とした。

しかし、第2セットに入ると、「できるだけファイトしよう」と諦めず、冷静にペースを少し落とした。直球で打ち合うのが好きな相手に対し、変化球勝負に出た感じだ。相手は、自ら打たざるを得なくなり、逆にミスが生まれた。大坂は一気に4ゲームを連取し、流れを取り戻した。

気になるのは、少し動きが鈍いことだ。相手が、大坂のコートの深い場所に返球してくるとき、なかなかフットワークを使って球との距離を調整できない。動きに切れが足りないが、まだ今年は幕を開けたばかり。少しずつならしていきたいところだ。

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