「あたしゃ花椒が好きだよ 舌が痺れるからね」など、「あたしゃ〇〇が好きだよ 〇〇だからね」というツイートが印象的な川尻こだまさん(@kakeakami)。主人公が思いのまま食べることを楽しむ漫画を配信し、「食べている姿がいつもおいしそう」「食に対する探究心が好き」「クセになる」など共感の声が多いなか、「肝臓が心配」「早死しそう」など主人公の健康面を心配する声も少なくない。 【漫画】「メープルシロップかけすぎ!」「結局シャケ弁かよ!」とツッコみ必至の全26作品 それでもTwitterのフォロワーは14万人を越え、食に貪欲な世界観にハマる人が続出。川尻さんにインタビューし、漫画のこだわりや特に反響が大きかった作品について聞いてみた。 ■過剰摂取に心配の声も 川尻さん自身はどういった人物なのか?本人に尋ねると「とにかく丸いものに興味があって、高校時代はピンポン玉に惚れて卓球部に入部。高校卒業後はボウリング玉の丸みに惚れてボウリング場の受付で働きました」と、なぜか“丸み”に対する偏愛ぶりを語ってくれた。今はその偏愛ぶりが“食”に対して発揮されているのだろうか。 Webデザイナーの仕事をする傍ら、Twitterに漫画を投稿し始めたのは、2020年の秋ごろ。「特にきっかけはなく、日記感覚でなんとなくはじめました」と本人は言うものの、その反響ぶりはすごい。 なかでも、フォロワーから反応が多かったのが「限界ツマミ」という作品。「すごく心配されました。健康面の。他にも塩分油分糖分カロリーの過剰摂取の心配はよくされます」と川尻さん。確かに、食べすぎ、かけすぎが気になる作品が目立つが、一応、これでも比較的マイルドなエピソードを描いているそうだ。 「あまり外に出ないので、おのずと食の話が多くなってしまいます。基本的には嫌いなものより好きなものを書くようにしています。おもしろエピソードはたくさんあるのですが、炎上が怖くてTwitterでは描けないものが多いです…」 また、フォロワーからは食に関しての意見もあるそうで、「『カップラーメンに卵を入れよう』では、コメントや引用で“卵が全然固まらない”という人が複数いて…。恐らくその人たちは卵を冷蔵保存しているせいかな、と思うんです。あたしは卵は常温保存派なので固まるんですけど、それを言うと冷蔵保存派に抹殺されそうだったのでこらえました」と、もどかしさもあるようだ。 ■独特な擬音語や細かな描写も魅力 巧みな擬音語も、川尻さんの漫画が人を引き付ける理由のひとつだろう。例えば、「メープルシロップ」の“てあてあてあー”や「パック寿司の食べ方」の“モガー”など、聞いたことはないけれど、なぜかしっくりくるものばかり。 擬音語に関しては、ある格闘漫画の影響を受けているというが、もはや川尻さん独自の表現技となっている。 食べる以外にも、なにげない日常をユニークに描く作品も人気。ゆるいタッチかと思いきや、細かな描写もしっかりと施され、どの作品も1コマずつアップにしてじっくりと読みたくなる。 主人公(=川尻さん)の健康面を心配しているファンへのメッセージをお願いしたところ、「毎日あんな生活をしていると思うなよ」と意味深だけれど、ちょっと安心できるひとことを残してくれた。 食べすぎ、かけすぎなんて気にせずに、好きなものを好きなだけ食べる幸せに魅了されてしまう川尻さんの漫画。いい意味で中毒性がある! 取材・文=重藤歩美(関西ウォーカー編集部)
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