東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長による女性蔑視と取れる発言を受けて、大会のボランティアの辞退が相次いでいることについて、東京都の小池知事は「非常に悲しい。不快な思いをさせてしまい、開催都市の長としてとてもとても残念に思っている」と述べました。
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という森会長の発言を受けて、大会のボランティアの辞退が相次いでいて、東京都が募集したボランティアも9日までに少なくとも97人から辞退の連絡がありました。
これについて小池知事は10日午前、記者団に対し「非常に悲しい。まずはコロナを抑えて盛り上げていくという中でこれだけ不快な思いをさせてしまい、開催都市の長としてとてもとても残念に思っている」と述べました。
そのうえで「けさの一部報道で、2月17日にIOCや組織委員会、東京都などの代表による4者会談が開かれると流れていたが、今ここで会談をしてもあまりポジティブな発信にはならないと思うので、私は出席することはない」と述べました。
組織委「4者会談の内容や日程は未定」
このとき、森会長は会談のねらいについて「お互いにやってきたことや次のステップに飛躍することを確認するのではないか」と話していました。
10日、大会組織委員会の広報はNHKの取材に対し「会談の内容や日程は未定だ」とコメントしています。
また、組織委員会のほかの関係者によりますと、4者会談の日程は、一時、2月17日とする案が浮上したものの、森会長の発言をめぐる影響で会談の実施そのものが保留の状態になっているということです。
官房長官「小池知事のコメント 評価する立場にない」
加藤官房長官は、午前の記者会見で「4者会談については、そのような報道があることは承知しているが、現段階で決まったことがあるとは承知していない。そのうえで、小池知事のコメントに対して、政府として評価する立場にはない」と述べました。
橋本五輪相「4者会談の日程や内容 一切決まっていない」
橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、衆議院予算委員会で「『しかるべき時に4者会談は必要であろう』という話が、IOCのバッハ会長と、組織委員会の森会長との間で行われたことは承知しているが、日程や内容といったことは、一切、決まっていないと承知している」と述べました。
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