(セ・リーグ、巨人5-4阪神、21回戦、巨人15勝6敗、23日、東京D)もう! なんぼエラーしたら気が済むの! 阪神は終盤に追い上げるも巨人に4-5で敗れて、またも勝率5割に逆戻りした。ジェフリー・マルテ内野手(29)が、一塁手としてはセ・リーグ記録の1イニング3失策、プロ野球ワーストを更新する1試合4失策の守乱で試合を壊した。きょう敗れるか引き分ければ完全V逸。悔しいやら、あきれるやら…。
虎党のため息は苦笑いとなり、さらには失笑に変わった。マルテが1イニング3失策&1試合4失策。しかもすべて失点に絡み、巨人のマジックを「5」に減らすアシストをし、矢野監督も怒りを通り越してあきれるしかなかった。
「それにしても足、引っ張りすぎだわな。ホームラン以外、全部でしょ? それじゃ勝てるわけないよね」
二回、丸に先制ソロを許した後だった。1死二塁で田中俊の打球は一塁前へ。難しい打球ではなかったが、マルテは弾いた。慌てて捕球すると、背面トス。これがベースカバーに入った西勇への悪送球となり、珍しい1プレーでのダブルエラー。二走の若林を生還させてしまった。
さらに1死一、三塁では今村のスクイズをポロリ。一塁手としてはプロ野球ワーストタイ、セ・リーグではワーストを更新する1イニング3失策で、3点目を献上した。
四回に左翼ポール際へ4号ソロを放ち「まだまだ自分のミスを取り返せていないから、しっかり取り返せるように頑張る」と話していたが、五回無死三塁では松原の一ゴロをファンブルして4失策目。一塁手の1試合でのプロ野球ワーストを更新してしまった。
将は「あまりにも…簡単なミスというか、難しい打球じゃないんでね」と試合後は怒りをこらえるのに必死。五回には梅野の悪送球もあり、今季最多で2009年7月7日の広島戦(新潟)以来11年ぶりとなる1試合5失策。12球団ワーストのチーム失策数は79となった。昨年から変わらない悪癖が凝縮された敗戦で、8日ぶりに勝率5割に逆戻り。24日に敗れるか引き分ければ、V逸が確定する。
崖っぷちの一戦に向けて指揮官は「言いようがないわ」と言葉を失うほどのショック。2位中日には4ゲーム差に広げられ、4位DeNAとは1差。負ければV逸&Bクラス転落のダブルショック。残り14試合、矢野虎が迷宮に入り込もうとしている。(大石豊佳)
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