Thursday, August 22, 2019

プーチン氏、中距離ミサイルを「我々も開発」 - 読売新聞

プーチン氏、中距離ミサイルを「我々も開発」 - 読売新聞

 【モスクワ=工藤武人】ロシアのプーチン大統領は21日、今月2日に失効した米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約が禁じていた地上発射型の中距離ミサイルの発射実験を米国が実施したことに関し、「我々も中距離、短距離のミサイルを開発する」と述べ、米国に対抗する考えを示した。

 射程500~5500キロ・メートルの地上発射型ミサイルの保有や発射実験を禁じたINF条約失効で懸念されていた開発競争の激化が現実味を帯びてきた。

 露大統領府によると、プーチン氏は、訪問先のヘルシンキで、フィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で語った。「米国製の攻撃システムが世界のどこかに出現するまでは、(ロシアは)配備しない」とも語り、ロシアが米国に先行しない考えも改めて強調した。

 プーチン氏は、米国が19日に発射実験の成功を発表した中距離ミサイルがルーマニアやポーランドに配備される可能性に触れ、「我々にとっては新たな脅威を意味する」と指摘した。ロシアも対抗措置として、欧州に向け中距離ミサイルを配備する可能性を示唆したものだ。

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2019-08-22 04:13:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190822-OYT1T50154/
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