【ワシントン=黒瀬悦成】米下院(定数435)は16日の本会議で、トランプ大統領が有色人種の民主党下院議員4人に「米国から出ていけ」とツイッターなどで述べた発言について「人種差別的だ」として非難する決議を賛成240、反対187で可決した。下院で多数を占める民主党が全員賛成したほか、共和党から4人、無所属1人が賛成に回った。
ペロシ下院議長は議場での発言で、「(トランプ氏の)言辞は不名誉で非常に不快で人種差別的だ。議会のメンバーは党派を問わず全員一致して、大統領の差別的なツイートを非難すべきだ」と訴えた。
これに対し共和党議員から「下院の秩序を良識を乱す発言だ」として反発の声が上がり、審議が約2時間にわたり中断した。
トランプ氏は2017年、南部バージニア州で白人至上主義勢力と抗議のデモ隊が衝突して1人が死亡した事件で、白人至上主義勢力を擁護するかのような発言をして支持率が一時的に急落したことがある。
2019-07-17 05:09:00Z
https://www.sankei.com/world/news/190717/wor1907170019-n1.html
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